首のしこりを押すと痛い、痛くないしこりもある?
首のしこりには、痛みを伴うものと、伴わないものがあります。
しこりができる原因として様々なものが考えられますが、しこりが長く続く場合は重大な疾患が隠れている可能性があります。重大な疾患を早期発見・早期治療するために、首にしこりがある時は新潟市江南区のとがし医院(耳鼻咽喉科・頭頸部外科)へ親は目にご相談ください。
首のしこり・腫れで考えられる疾患
首のしこり・腫れの原因として考えられる主な疾患には、以下のようなものがあります。
リンパ節腫脹(良性・悪性)
細菌やウイルス感染が重尾な原因で、リンパ節が腫れることがあります。
リンパ節腫脹は大抵の場合良性ですが、稀に悪性リンパ腫と呼ばれる血液性のがんが原因の場合があります。
また、頭頸部がんや他の臓器からのリンパ節転移によってリンパ節炎が引き起こされる可能性もあります。
唾液腺腫瘍(良性・悪性)
唾液腺は耳の下や顎の下に存在しています。
良性の場合と悪性の場合を見分けるためには、精密検査を行う必要があります。
甲状腺腫瘍(良性・悪性)
甲状腺はちょうど喉の脇に存在する小さな臓器ですが、硬いしこりや腫れが生じることがあります。
多くは良性ですが、甲状腺がんが原因の場合があります。
甲状腺は甲状腺ホルモンを産生する重要な臓器のため、早期の治療が求められます。
正中頸のう胞、側頸のう胞
先天的にのう胞と呼ばれる袋が存在しており、そこで細菌感染が起こることで生じる疾患です。
のう胞がある限り再発するリスクがあるため、手術で摘出するのが一般的です。
その他良性腫瘍
がんになる可能性のない腫瘍も存在しています。
例えば脂肪が固まってできた脂肪腫、血管が変性した血管腫、神経が変性した神経鞘腫などです。
ただ、見た目が気になるという理由で治療を受ける方も多くいらっしゃいます。
何科に受診するべき?とお困りの方へ
首のしこりが気になる場合、とがし医院(耳鼻咽喉科・頭頸部外科)へご相談ください。
しこりの鑑別を行った上で、必要な場合は別の診療科をご紹介いたします。
首のしこり・リンパ節の腫れの検査
首のしこり・腫れの診断には、触診、エコー検査、CT、MRIなどの検査が行われます。必要に応じて生検を行い、疾患の艦別に努めます
首のしこり・リンパ節の腫れの治療法
原因疾患に応じて必要な治療は異なりますが、当院では抗菌薬や抗炎症薬の薬物治療・手術治療などを行っております。
首のしこりのよくある質問
首のリンパ節が腫れています。病気の可能性はありますか?
大抵の場合は、それほど心配する病気ではありません。
しかし、程度によっては何かしらの病気による影響があるので、必ず医療機関を受診しましょう。可能性としては、リンパ節炎、甲状腺疾患、頭頸部がんの転移、悪性リンパ腫などが考えられます。
扁桃腺と首のリンパが腫れやすいです。手術が必要なのでしょうか。
慢性扁桃炎の場合、年3回以上、扁桃腺が腫れて高熱が出ることがあります。
日常生活に支障が出ていてお困りの場合、扁桃腺摘出手術を検討します。
首のしこりと倦怠感があります。インターネットで調べたら「悪性リンパ腫」の可能性があるようで心配です…
首のしこりと倦怠感が現れる疾患は、他にも甲状腺疾患が考えられます。まずは医師の診察を受けるようにしましょう。
自覚はなかったけれど、家族に首の腫れを指摘されました。体調変化はないのですが、受診した方が良いでしょうか?
首の腫れは、放置していても自然治癒するケースも存在します。しかし数日以上首の腫れが引かないのであれば、何かしらの疾患が影響していると考えられるので、早めに医療機関へ相談しましょう。
首の片方だけが腫れていて、押すと痛みがあります。これは何の症状でしょうか?
類推される症状としては、リンパ節炎や甲状腺疾患などです。
痛みがあるとのことなので、炎症も起こっているかもしれません。
超音波検査などで簡単に検査することができるので、悪化する前に早めにご相談ください。